体力の限界に近づいて来ました。
4/29 アンコールワット周辺を10時間チャリと徒歩でめぐる。
4/29-4/30 南京虫のせいで30分しか寝れず。しかし、またアンコールワットへ。今度はトゥクトゥクを使う。
5/1 4:45に起床し、アンコールワットの日の出を見る。見逃していた周辺の遺跡を見る。徒歩とチャリ。
最近、こんな感じです。
今朝、遺跡を回っているとき、左足に激痛が走りました。スラムダンクの桜木花道が背中を痛めたときに近いです。ただの疲労ですが。
遺跡をめぐりながらもぼくの心はある一つの考えに支配されていました。それは、「宿の朝飯の時間までに戻る」です。
バックパッカーにとって、宿の朝飯ほどありがたいものはない。
朝飯の最終期限は10時。アンコールワットを出たのは9:20。足が痛いので、間に合いそうにない。しかも外はすでに30度を超える炎天下。
しかし、ぼくは諦めませんでした。
「諦めたらそこで試合終了ですよ」
ぼくは試合に臨みました。勝つために。
ペダルを漕ぐたびに、骨や筋肉がきしむ。しかし、アドレナリンが出ているためか、痛みが消えていく。
さらに自転車を加速させる。
「ダメだ、間に合いそうにない」
諦めようかと思ったが、最後まで戦い、ダメだったら潔く散ろう。
息を切らし、汗を流しながら、宿のマスターに問う。
まずは牽制。
「今日と明日もここに泊まりたい」
マスター「OK」
「ところで朝飯食いたいんだけど」
「もう終わっちゃった。ごめんね」
ちーん。
10:10、カンボジアの暑い朝。