オナ禁効果のひとつに、怖いものがなくなるという効果がある。否定的に見れば自信過剰、不遜とも言える。
なぜ、女性にモテる効果や肌がきれいになる効果の中に、怖いものがなくなる効果が混じっているのだろうか。
怖いものがなくなるって、そんなにいいことだろうか。
2種類の恐怖
思うに、恐怖には2つの種類がある。
ひとつは、想像上の恐怖。
これは、不安という言葉に置き換えることもできる。
就職できなかったらどうしよう、このまま彼女ができなかったらどうしようなど、まだ起こっていないことに対しての恐怖だ。
もうひとつは、現実の恐怖。
たとえば、地震が起きた時に感じる恐怖や、暴力団に囲まれたときに感じる恐怖などだ。
現実の恐怖について
恐れを感じるというと男らしくない、かっこ悪いという印象をもってしまうが、そんなことはない。地震や火事で恐怖を感じられなければ、逃げ遅れてしまう。暴力団に囲まれたとき強気に出たら、身を亡ぼすリスクが高まる。
押すべきところは押すが、引くべきところは引く。恐怖を無視し正面突破を続けるのは、勇敢ではなく蛮勇だ。
想像上の恐怖について
現実の恐怖とは反対に、想像上の恐怖に対しては真向挑むべきだと考える。『チーズはどこへ消えた? 』でも述べられているように、「恐怖は、思っていたより大したことはない」のだ。
一人悶々と悩み続けていても仕方がない。まずは行動してみる。そうすると、だんだんと恐怖が薄れていくはずだ。
ぼく自身の経験で言えば、世界放浪初日、中国の空港に着いた瞬間から迷子になり、その後なんとか宿に到着できたものの、ほとんど外に出ることができなかった。なぜなら、また迷子になって泣きそうな目にあいたくなかったからだ。
「外が怖い。日本に帰りたい」と5日ほど思っていたが、ちょっとずつ外に出始め、道に迷いつつも旅に慣れていった。
また「迷ったら、高いけどタクシーを使えばいい」と考えることで、恐怖を小さくし、今では自由気ままに外を歩いている。
もちろん、新しい街、新しい国に行くときはめちゃめちゃ緊張、不安を感じるが、じっとしていても誰も助けてくれないので、とにかく行動する。
行動こそが、道を拓く。
オナ禁VS不正
恐怖を感じなくなるという効果に類似するのが、不正、アンフェアなことに対して異見を唱えられるようになる効果だ。
さおけんさんの以下の記事でも、仕事上で不条理な扱いをされたときは、毅然と反論するという趣旨が記されている。
「オナ禁効果」体験の再検証(2年超の長期オナ禁を振り返って)~その1~ – BLOG NOFAP -あなたをオナニーの呪縛から解放しよう-
ぼくも先日、ベトナムのロッテリアで順番待ちをしていたところ、ベトナム人の若者多数が列に割り込みしたので、ちゃんと並ぶよう注意した。ちなみにぼくは、注意するのが苦手ではないが、好きじゃない。注意をすると相手が嫌な気分になるだろうなぁと思って、落ち込んでしまう。しかし、ほかに並んでいる方がいるので注意するより仕方がない。
オナ禁で雰囲気が変わる
オナ禁をすると雰囲気が変わると言われるが、その一端はこうした毅然とした態度にあるのかもしれない。
多くの日本国民は和の心を持ち、悪く言うと曖昧な態度に終始してしまうことがある。
しかし、オナ禁を続け毅然とした態度を得られれば(オナ禁しなくても得られるが)、それは周囲との差別化になる。また外国人と接する際も、自分の意見をはっきりと述べられる。
このような人材になれれば、仕事や就職、恋愛などで面白いことが起きそうだ。