THE WILLPOWER

Stay Stoic, Change the World.

誘惑

東南アジアの夜

 東南アジアの夜の街を歩くと、ミニスカートを履き、胸を強調したきれいな女性たちが「Hello Sir(ハロー、サー)」と猫なで声をかけてくる。

 ぼくは、26年間の人生で風俗に行ったことは一度もない。

 オナ禁する前から、風俗産業には反対の立場だ(その癖にAVを見ていたという矛盾)。

 ただし、ありのままに申して、風俗に行きたいと思ったことは3回くらいある。前彼女と別れ、自慰だけでは満足できないとき、ほんのちょっとだけ行ってみたいなぁと思ったのは事実だ。

オナ禁191日目

 現在オナ禁191日目だが、正直、女性に対する興味が薄れてきた。ぼくは、ありとあらゆる女性が大好きだが、モテたいとか、お金持ちになって愛人を囲いたいとかそういう願望はまったくない。

 厳しい言い方だが、昔のぼくを含め世の男性方が、なぜそんなに女性に執着するのか理解できなくなってしまった。

 しかし、東南アジアのきれいな客引きの女性たちに声をかけられると、一回くらい行くのも経験かな、なぞと考えてしまう。ちなみにぼくの親友は、タイで女の子をよく買っていて、そういう話を何度も聞いた。親友だけど、その点はまったく考え方が違う。

 ぼくは、女性を断固買わない。というか、「買う」という表現が嫌いだ。とにかく、お金やその他のものを介在させず、まっすぐ女性と向き合いたいだけだ。

 ちなみに欧米人男性は、よく女性を買っているようだ。安いレストランで食事をしていると、50-60代の欧米人男性が、東南アジア女性を連れて食事をしている。

価値観

 ぼくがどうして今まで風俗に行くことなく、また今も誘惑に耐えられているか、その明確な理由はわからない。

 もはやオナ禁や風俗に行かないというのは、価値観の問題なのかもしれない。

 ぼくの本心は、人間、いくら自慰をしたって、風俗に行ったって、浮気をしたってOKだと思っている。その人の人生は、その人のものだから。勝手にぼくの価値観を押し付けてはいけない。

 しかし、たとえば不倫騒動で辞職した宮崎前議員のように、普段はきれいなことを言っておきながら、裏で浮気をしていましたというのは、断固許さない。

 ぼくがオナ禁をしたり、風俗に行かないのは、女性を大切にしたいという想いがあるからだ。

 もっと突き詰めて言うと、「人の不幸の上に自分の幸せをのっけない」ということを昔から考えている。これははっきり言ってきれいごとに近く、ぼくのユニクロの服や食べ物は、東南アジアなど人件費の安いところで作られ、のんきにぼくはそれを着ているのに、よくそんなことが言えるなぁと自分で思う。。

 だけど、ぼくはこの考えを生涯持ち続ける。

 いままでオナ禁は主に、自己啓発の一手段と考えられていた。

 しかし、自己啓発だけでなく価値観や哲学を磨いてみるのも、たまにはいいのではないだろうか。